7/25、伊那北高校より、「国際」をテーマにしたグループ36名がフィールドワークで青年海外協力隊駒ヶ根訓練所を訪問しました。
ふるさとの家より講師を派遣し、国際協力体験談とワークショップを担当しました。
国際協力体験談
【生徒の感想:一部抜粋】
・世界は広く、知らないことがたくさんあるということを改めて気付けた。知るということの大切さを感じることができた。まだまだ見たことのない景色を自分の目で実際に見たいと思った。
・今まで知らなかった国の生活について知ることができて、海外についてより関心が深まった。勝手に、途上国は幸せではないと決めつけて考えるのはよくないな、と思った。
・自分は海外に行ったことがなくて、本やウェブの知識しかなかったけれど、実際に海外で生活して現地の人と関わった経験がある人に質問できたり、話しを聞いたりできて、自分の視野を広げられてよかった。
・全然知らない国の魅力がとても伝わった。文化や食、考え方など、日本とは異なることを知るのが楽しいと思った。人と人とのつながりは大切で、今自分が持っている価値観と全く別の価値観を感じられる経験をしたいと思った。
・青年海外協力隊は、(隊員と現地の人が)お互いに信頼しあって、「学び合いの場」になっていることが分かった。異文化を学ぶことや現地の人と交流することは、自分を大きく変えることにつながると思った。
ワークショップ
自分たちにできることは何か、支援によって「悲しむ人」はいないかどうか、グループで話し合いました。
【生徒の感想:一部抜粋】
・現地のニーズに応えられるような支援ができても、それによって悲しむ人がいる、というのは驚きました。そういった事実があることも含めて、支援の方法を考えるのはとても難しいことだなと思った。自分にできること、得意なことが、困っている人を助ける一つの方法にもなりうることが知れて良かったです。
・支援をするにはどうしたらいいか、という疑問に、今までは支援を受ける側の人の気持ちしか考えていなかったため、その支援によって悲しむ人が出てくるということも知り、支援に関わる人がどういう気持ちになるのかも考えたいと思った。
・国際協力で悲しむ人がいるということをあまり考えたことがなかったので、新しい視点で面白かったです。国際協力の過程を具体的に考えていくと、たくさんの人やお金がかかると知り、国際協力の難しさを実感しました。
・「自分と向き合う」ことで将来を考えることができた。ヒト・モノ・カネの流通はいいことばかりだという偏見をもっていたけど、どこかで悲しむ人がいることを知り、新たな視点を持つことができたと思う。
・国際協力で悲しむ人って何だろう、と思ったけど、調べてみると、国際協力はただヒト・モノ・カネを出すだけでは実現できず、それだけでは迷惑になるし、悲しむ人も出てくることを知り、協力はただすればいいものではない、と分かった。
・私たちができることについて考えて、私たちに今できることは少ないけど、人の手をかりてできることも増やしていきたいと思いました。支援をすることで、喜ぶ人・悲しむ人がそれぞれいて、悲しむ人をどれだけ減らすことができるかが課題になるなと思いました。
最後は、地球人ネットワークinこまがねの紹介、アナさん(ペルー出身)との交流も行いました!
【生徒の感想:一部抜粋】
・地球人ネットワークは、外国人の心に寄り添って、困っていることを「みんなで」解決したり、交流を通して、世界の文化を知ったり、本当に素敵な活動ばかりで、私も行ってみたいと思った。
・外国から来た人を支える取り組みが地域で行われていることをあまり聞いたことがなかったので、地球人ネットワークの活動に興味がわきました。アナさんとの交流は、日本とは違った文化を感じ、楽しかったです。
・外国の人を見かけることはあるけど、実際に関わる機会は学校でしかないから、実際にペルーから来られたアナさんとペルーのダンスや民族衣装について体験できて良かった。民族衣装はひらひらで、すっごくかわいかったです!いつか全身着てみたいです。民族衣装に興味があるので、もっと調べてみたいと思った。
・国によっていろんな文化があって、日本では見ることのできない踊りや服などを実際に見てみると新鮮で面白いなと思った。日本の伝統的なものとの違いを比較してみたいと思った。
・アナさんは明るくて、とても楽しく交流できました。特に印象に残っているのは、4kgもあるドレスを試着させてもらったことです。すごくフリフリしていてかわいくて、踊るときに舞うのがとても美しく、アナさんがどんな風に扱うのかを丁寧に教えてくれて嬉しかったです。
・外国人居住者の人々と交流を積極的に行い、それによってお互いの文化の理解を深め合えるのはとてもいいことだなと思った。ども世代の人でも参加できるイベントなど、とても面白いと思った。
・アナさんのペルー愛や日本に対する熱意がとても伝わってきました。また、アナさんはとても明るく喋っていたので、話しを聞くだけでも楽しかったです。今後も外国人の話を聞いて、今の世界に必要なことや、今の日本ができることを探していきたいです。