相模女子大学がふるさとの家でゼミ合宿

9/5~9/8、3泊4日の日程で相模女子大学より学生10名(先生1名)が滞在されました。
「地域課題の解決」を研究テーマのひとつとするゼミの合宿で、駒ヶ根市がすすめるシンKomaganeプロジェクトの一環としての来駒です。
皆さん、積極的にプログラムに参加されていました。また、ぜひ駒ケ根にいらしてくださいね。

1日目

 駒ヶ根と神奈川の違いについてのワークショップということで、赤穂高校生3名、長野県看護大学の学生5名も参加し、「田舎と都会」について考え、その後、駒ヶ根市の伊藤市長との懇談会が行われました。

駒ケ根市の関係人口、移住・定住人口を増やすにはどうしたらいい?

・交通の便を良くする(電車の本数を増やす、市内循環バスをつくる、新幹線)
・大学をつくる(看護大しかないため、文系大学をつくればいい)
・看護大で保健師の資格もとれることをもっとアピールするべき
・インターンの情報を検索しやすくする(検索しても上位に出てこない)
・就職先をふやす、大手企業を招致する
・アウトレットやイオンモール等のショッピングモールをつくる(買い物のしやすさ=生活のしやすさ)
・遊べる場所をつくる(展望台、自然で遊べる場所、グランピング等)
・イベントを行う(果物の収穫体験、虫取り、天体観測、スキー、雪まつり等)
・補助金のPRにSNSを活用する(せっかく制度があっても使いたい人に情報が届いていない)
・ふるさと納税で特産品を知ってもらう
・子育て支援について、子育て世代へのアピールする
・田舎と都会の共有、交換留学制度をつくる

赤穂高校生、看護大生の感想

■赤穂高校代表
この町の魅力を改めて考えることができた。駒ヶ根に住んでいてデメリットだと思っていたことが、メリットだったり、都会でデメリットだと思うことが、そこに住んでいる人にとっては当たり前すぎてデメリットだとも思っていないことに驚いた
■看護大生代表
都会と田舎の価値観の違いを感じた(看護師の視点として、患者さんと接するときに役に立つと思った)
駒ヶ根に住んでいる自分は「自然の良さ」と言われてもあまりピンとこないため、身近にありすぎると良さが分からないと思った

2日目

駒ヶ根に住む移住者の方とのワークショップを行いました。
講師として協力してくださったのは、前田智子さん、間渕将太さん、押田慶一さんの3名。
講師の皆さんそれぞれに、「今やっていること」「駒ヶ根のいいところ」「学生に伝えたいこと」を伺い、学生と意見交換。講師の皆さんからは「良いところ、強みを伸ばすことが大切」「小さいことでも、失敗してもいいからチャレンジしてみてほしい」「人との出会いは大切に」「自分の好きなこと、やりたいことをいっぱい見つけてほしい」「自分と違う環境や考え方に多く触れてほしい」等のメッセージをいただき、学生にとっては多くの気づきを得る時間となりました。

3日目

この日は、工場見学等のフィールドワークと、そば打ち体験を行いました。

4日目

最終日、2グループに分かれて、駒ヶ根市での気づきについて報告会を行いました。
インターネットでは得られる情報が少なく、「もっと田舎を想像していた」とのことで、「駒ヶ根の魅力を上手に発信できていない」点を指摘、SNSの活用として、#女子旅、#絶景、#長野、を付けることや、山だけじゃなく新鮮な野菜や果物をもっとアピールするべき、といった提案がなされました。
また、観光だけでは、駒ヶ根市民と話す機会がほとんどないため、地元の方や移住者も含めて意見交換ができる場があれば、「駒ヶ根の人の温かさ」が伝わりやすいということで、ワーケーション等にも活用してはどうか、とのアイディアも出ました。

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